島田紳助の親友の命を奪った「抗リン脂質抗体症候群」とは?

公開日: 更新日:

 関西を拠点に活動していたタレント土建屋よしゆきさんが肝不全のため亡くなった。享年58。

 土建屋さんは元タレントの島田紳助(58)と学生時代からの親友で、家業の土木建築業の傍ら、紳助の番組などに出演して人気を博した。6年前から「抗リン脂質抗体症候群」を患い、闘病生活を送っていたという。

 入退院を繰り返していたが、先月27日には自宅に戻っていた。その翌日に容体が急変し、31日に息を引き取った。関係者によると、3日に行われた通夜には紳助が極秘で訪れたという。

 抗リン脂質抗体症候群は、難病指定されている病気。「自己免疫疾患のひとつで、患者数は多くない。比較的若い人によく見られます」と言うのは、杏雲堂病院肝臓内科の小尾俊太郎部長だ。

「自己免疫疾患とは、自分の体を守る免疫に対して攻撃を行う疾患です。抗リン脂質抗体症候群の場合、通常は固まらない血液が血管内で固まりやすくなり、脳梗塞心筋梗塞などを起こしてしまいます。一般的に考えて肝臓の門脈、あるいは肝臓の静脈が血栓で詰まって門脈圧が高進し、肝臓に入った血液が外に出にくくなって、(死因となった)肝不全を起こしたのではないでしょうか」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー