業界は冷ややか…安室奈美恵“エイベックス移籍”の全舞台裏

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 そもそも独立騒動が浮上した時点で、安室は前事務所と2017年2月末まで契約が残っていたという。今回の移籍は契約を2年以上残しての独立だけに、突きつけられた条件は当然ながらかなり不利なものだった。

「違約金はもちろん、今後、一定期間は活動しないことや、CDなどの印税収入の分配などについてライジング側の要望をすべて受け入れたようです。これで活動再開への支障はなくなったとはいえ、安室は92年からライジングに所属し、創業者は“育ての親”。その人物を裏切った行為は芸能界的にはご法度。業界内からは冷ややかな目が向けられている」(前出のレコード会社関係者)

 一方、安室の移籍を条件付きで許したライジングも痛み分けだ。これまで歌手は安室、女優は観月ありさの二枚看板で稼いできたが、安室が抜けたとなれば、大幅な減収は確実だからだ。

「安室の後継者として、昨年、レコ大の最優秀新人賞を受賞したモデルで女優の西内まりやが台頭してきたとはいえ、まだまだ安室の足元にも及びません」(芸能関係者)

 独立問題がきっかけで消えた歌手は多い。バックにいる男に空気を入れられ、恩人に弓を引く形になった安室がこれから払う代償は決して小さくないはずだが。

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