札幌から単身赴任…俳優・安田顕が語るこだわりの“酒と肴”

公開日: 更新日:

 肴は好き嫌いありませんが、東京への単身赴任が続くと、やはり北海道の味が恋しくなります。例えばジンギスカン。札幌にいると、それほど食べたいとは思わないのに、東京にいるとフッと食べたくなることがある。で、肉は子羊肉のラムではなく、成羊肉のマトンがいい。

 ラムなら東京でもスーパーやデパートの食品売り場には必ず置いてあります。ただ、マトンはあまり見かけません。たぶん「マトンは独特なにおいがする」という先入観があり、それが影響しているのではないかと思います。

 でも、最近は冷凍技術や流通システムの向上で、以前のような“クサみ”はほとんどない。むしろ少し香りがあるほうが羊らしくておいしいと思うんです。

 ビールに合うのも、ラムより熟成した味わいが楽しめるマトンだと思いますしね。

 それと今の時季、北海道ならではの味覚といえば「飯寿司」ですね。道外の方には馴染みがないかも知れませんが、オホーツク産の魚と野菜、そしてお米を米麹で漬け込んだ郷土料理で、冬の風物詩みたいな自然食品。今ほどモノが豊富ではない時代の保存食です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…