著者のコラム一覧
片岡健ノンフィクションライター

1971年、広島市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、ノンフィクションのライターに。新旧様々な事件を取材し、新事実や冤罪を発見している。著作に『平成監獄面会記』、同書が漫画家・塚原洋一氏によりコミカライズされた『マンガ「獄中面会物語」』(共に笠倉出版社)、『もう一つの重罪 桶川ストーカー殺人事件「実行犯」告白手記』(リミアンドテッド)など。最新刊は2026年4月発行の『実録 死刑囚26人の素顔』(宝島SUGOI文庫)。

名古屋大学女子学生殺人事件 犯行時19歳の被告が法廷で明かした殺人欲求と更生への思い

公開日: 更新日:
名古屋高裁(提供写真)

 栃木県上三川町で16歳の少年4人が敢行した強盗殺人事件により、少年の凶悪犯罪をいかに防ぐかが改めて社会的関心事となっている。そんな中、私が思い返したのが、11年前に殺人容疑で逮捕された名古屋大学理学部1年生で、19歳だった少女A子のことだ。

  ◇  ◇  ◇

「人を殺さない自分になりたいと思います」

 2017年10月、名古屋高裁の第2号法廷。証言台の椅子に座ったA子は、幼さの残る声で反省を口にした。 

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