ジャニーズ女帝が「SMAPは踊れない」と言った意味と重み

公開日: 更新日:

「SMAPは踊れないじゃない」

 先週の「週刊文春」に掲載されたジャニーズ事務所・メリー喜多川副社長の独占告白。衝撃的な話が続いたなか、ちょっと気になったのがこの言葉。“嵐”との共演がない理由として、他の子と比べたらSMAPは「踊れない」という意味だが、副社長、じかの言葉だけに重みがある。

「所属タレントを稽古場ならともかく、公の場でここまで言う幹部はあまり聞かない。ある意味、これがメリーさんの凄さだとは思います」と業界関係者はいう。

 ジャニーズ事務所は歌って踊れるグループの育成を主目的としてきた。その意味ではSMAPは落ちこぼれだったかもしれない。デビューした90年代は「アイドル氷河期」といわれ、アイドルが出る番組は減っていた。そこで初のレギュラー番組に起用されたSMAPは、アイドルとしては異例のコントなどをして人気を博し、知名度を上げた。メンバーも自覚したかのようにその後はバラエティーや司会、役者に重心を移して活動。今日のトップアイドルとしての地位を築いた。

「アイドル界のレジェンド」と称される山口百恵さんも、もともとは「企画モノとして獲得した」と“ホリプロ”の創設者の堀威夫氏(現ファウンダー)から聞いたことがある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因