山田優、辻希美…生き残り賭けたママタレたちの“炎上戦略”

公開日: 更新日:

 最近、「ママタレ」たちのブログの話題が目立つ。山田優のピンクヘアや辻希美の味噌汁の作り方などを巡り賛否両論が巻き起こっている。ネット時代ならではの現象だが、タレントにとって論争になることは想定内だったと思う。

 タレントのブログは話題にならないと意味がない。日常の平凡な生活の様子を発信しても、ファン以外はそう関心を持たない。母親になったばかりの山田がピンク色に髪を染めたことで、「凄い」「変よ」と口コミで広がり、好奇心から新たにブログを見る人が増える。ブロガーの狙いとするところでもある。

 それには話題になるようなネタを提供するのが一番手っ取り早い。大きな話題には必ず「批判」というリスクが伴う。それが今回、騒動に発展した背景だ。

 芸能界は「シーソー」に例えられる。公園にあるシーソーは左右の重さが一致すると平衡が取れる。芸能人に例えれば、右がファン、左がアンチファン。どんな芸能人でも右側をファンで埋めることは不可能であり、逆にアンチファンで左側が埋まることもない。これを右に左に傾いたりしながら、バランスを取っていく。味方半分・敵半分の理想のバランスを取ることで芸能人として安定感が出るとの見方である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした