宣伝文句と違い…坂上忍トークショーは“ボッタクリ”だった

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【コラムニスト桧山珠美の潜入ルポ】

 テレビで見ない日はないほど、今、もっとも旬な男。坂上忍、47歳。そんな彼がディナーショーをやるという。「坂上忍のここだけのはなし ディナー&トークショー」。なんとも興味をそそられるではないか。しかも料金は1万2000円(税込み)。ディナーショーとしてはリーズナブルだ。安かろう悪かろうという言葉もあるが、果たして中身はいかに。いざ「ホテルイースト21東京」へ――。

 ディナー開始は18時。10人掛けの円卓が30テーブルで収容人数は約300人。それが全部埋まっているのだから、人気のほどがうかがえる。客層は8割方が女性か。ちなみに私のテーブルは全員女性。坂上のファンで本のサイン会にも行ったという追っかけ女子(というには、いささかトウがたってたが)とその友人や、犬好きで坂上のブログを毎日見ているというおひとりさまファンがいた。

 ディナーも終了し、いよいよ坂上の登場だ。一瞬、会場が暗くなり、デレレレレレレンでおなじみのエリック・クラプトン「いとしのレイラ」が流れると、客席側のドアから“今宵のヒーロー”がスーツ姿で現れた。会場のあちこちから「ギャー」という大歓声。「忍ちゃん、可愛い!」「かっこいい!」と、まるでジャニタレ、はたまた韓流スターのファンミーティングかという熱気だ。

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