「Nスペ」にもヤラセ浮上 クロ現の“疑惑コンビ”揃って出演か

公開日: 更新日:

 NHKのやらせ問題が、看板番組「NHKスペシャル」にも飛び火する可能性が出てきた。やらせ問題をめぐっては、「クローズアップ現代」で、ブローカー役を務めた男性がやらせを告発。NHKも「『ブローカーの活動拠点』と紹介した部屋は活動拠点ではなかった」と謝罪している。

 ただし、9日に調査委員会が発表した「中間報告」では、番組を担当したN記者が「演技の依頼はしていない」と主張、多重債務者役のX氏もやらせは否定している。

 だが、ここにきてN記者とX氏に新たな疑惑が浮上しているのだ。なんと、昨年11月に放送されたNHKスペシャル「攻防 危険ドラッグ 闇のチャイナルートを追う」にも、揃って出演していた疑いが出ている。番組で、X氏は「中国の化学メーカーに詳しい日本人」役を務めているとみられ、N記者も登場する。「クローズアップ現代」と同じように、X氏の音声は変えられ、顔は一切映っていない。

 16日の衆院総務委員会で、やらせ問題を追及した民主党の奥野総一郎議員はこう言う。

「仮に2人が『クローズアップ現代』だけでなく、『Nスぺ』にも出演していたとしたら、もともとグルだったとみなされても仕方がない。『演技の依頼はしていない』という言葉自体に信憑性がなくなり、調査委員会の調査にも疑問を持たざるを得ません。2人の関係はきちんと調べる必要があります」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方