華丸、ハライチ沢部…増殖する芸人コメンテーター辛口審査

公開日: 更新日:

 そもそも「スッキリ!!」は典型的な質より量で、コメンテーターの総数なんと22人。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるで毎日4人出されても、大半が「あんた誰なのさ?」な人選。配牌悪すぎ。上重聡の件もあるし、いっそ番組ごと流局にしちゃえば!?

 新番組「白熱ライブビビット」(TBS系)はオアシズ大久保佳代子(43)、オリラジ中田敦彦(32)、千原ジュニア(41)、ヒロミ(50)。大久保は前番組「いっぷく!」からのスライドで、真矢ミキの引き立て要員でしかない。中田はインテリ芸人キャラだけでは不安らしく、育メンキャラで売ろうと必死。しゃべればしゃべるほど脳ミソ空っぽがバレてしまう千原ジュニアと、ブランクを経てもやっぱりウザくて爽やかな朝を台無しにするヒロミ。なぜ出ているのか分からない。

 安藤優子の新番組「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ系)は日替わりコメンテーターが全員芸人。

 これまでのところ、マキタスポーツ(45)が上西小百合議員に「オフィス北野に来て。山本モナの席が空いてますから」と言ったのが唯一面白かったコメント。サバンナ高橋茂雄(39)、カンニング竹山隆範(44)、麒麟川島明(36)、土田晃之(42)の中堅勢は無難にやり過ごしているだけで、可もなく不可もなく。コメンテーターらしくしようと猫をかぶっているのか、安藤優子に萎縮しているのか、いいところがまるで出ていない。キャラを生かして竹山が安藤にブチギレたら視聴率が上がるかも!?

 ひな壇番組が減少、あふれた芸人たちが流れ流れて情報番組に。おかげで情報番組は芸人の吹きだまりになり、バラエティー色3割増し。賢明な視聴者ならテレビを消すに違いない。かくして、テレビ離れが加速――。
(コラムニスト・桧山珠美)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず