同じ毒舌系でも決定的差…坂上忍にあってヒロミにないもの

公開日: 更新日:

「これをきっかけに元のもくあみになるんじゃないか」――関係者に要らぬ心配をされているのはタレントのヒロミ(50)だ。自身がMCを務める番組「美女たちの日曜日」(テレビ朝日系)が、スタートからわずか3カ月で打ち切りとなった。ヒロミはブログを通じて「結果を出せなかった俺の力不足です」と謝罪しているが、芸能評論家の肥留間正明氏が言う。

「一時、芸能界から干されていたヒロミの復活は単に“毒舌ブーム”に乗っただけの話で、過去の反省や新鮮味はあまり感じられないんですよね。口調は相変わらずヤンキー風だし、目線もすべて“上から”。これが深夜放送される兄ちゃん向け番組の中の“その他大勢”の一人だったらともかく、日曜朝の番組の司会はあまりに荷が重過ぎましたね」

 裏番組が強力とはいえ、ヒロミの実力と器の大きさが露呈する形となった今回の打ち切り劇。最低視聴率が1.2%では言い訳も出来ない。

「同じ“毒舌系”でも坂上忍とは決定的に違います。私は番組で坂上と一緒になったこともありますが、実際の彼は共演者に気を使う常識人でした。俳優という職業は大勢の役者さんとの共同作業だから、あまり“俺が、俺が”とならないんですよね。そこへいくとお笑い出身の人はどうしても自分だけが前に出て行きがち。切り返しも突っ込みも紋切り型では」(前出の肥留間氏)

 “昔の名前”の底が割れつつある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン