映画「亀岡拓次」のモデル 宇野祥平は6畳一間の居候が原点

公開日: 更新日:

ボートレース映像を中継する仕事で居眠り

 すぐ東京に行こうという頭はなかったです。カメラを借りて、出演して、撮ればいいんだと安直に考えて、梅田の専門学校の放送映画学科に入りました。昼間、ボートレースで大型ビジョンに流す映像を中継するアルバイト、夜に学校、そのあと仲間と自主映画を撮っていくという暮らしです。1枠のボートを追いかけるべきところ、居眠りしてしまうという大失敗もありましたけど……。

 初めて映画に出させてもらったのが、「絵里に首ったけ」(2000年、三原光尋監督)です。出るはずだった役者さんが降板したことで代役が回ってきたんです。この22歳の年に東京に向かいました。所持金は5万円。最初は百合丘の友だちの6畳のアパートに居候です。アオイスタジオという麻布十番の録音スタジオにある喫茶店で働かせてもらいました。その店の奥さんは、僕のキャベツの盛り付けを見て言ったんです。

「それでいいの? あなたのやり方は面白くない」って。もともと正解の盛り付けが頭にあって、答えを決めつけていないか、というのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 2

    氷川きよし待望の復帰コンサートが販売不振? 独立後にメディア出演がパタリとなくなったワケ

  3. 3

    石丸伸二ブーム終焉の兆し…「そこまで言って委員会」で泉房穂氏の舌鋒にフリーズし“中身ナシ”露呈

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    吉村大阪府知事と「羽鳥慎一モーニングショー」で因縁の対決 玉川徹氏は終始冷静で大人だった

  1. 6

    マイナ保険証ゴリ押しへ新たな「ニンジン作戦」…10月からこっそり診療報酬4割アップの姑息

  2. 7

    築地場外市場“再開発”は新たな「負のレガシー」か…現地に漂うシラけムード

  3. 8

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  4. 9

    日本に留まる男子プロが世界から見捨てられる日…国内ツアーは米下部ツアーより格下扱い

  5. 10

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで