三遊亭遊史郎さんが述懐 夫公認で人妻と同棲した二つ目時代

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 青山学院大文学部英米文学科在学中、三遊亭小遊三師匠に入門。14年かけ、05年に真打ちに昇進した三遊亭遊史郎さんは、三味線や日舞を得意とする落語家だ。その二つ目時代は……。

 前座から二つ目に昇進するのに、4年かかりました。ただ、経済的な面となると、意外かもしれませんが、前座の時の方がよかったんです。

 前座時代は、横浜市の自宅から練馬区の師匠のご自宅に1時間半ほどかけて通い、家の掃除や身の回りのお世話をしてました。いわゆるカバン持ちですね。

 交通費は出ませんが、師匠がお小遣いを下さいましたし、人気落語家でしたので、ほぼ毎日、寄席や落語会に出演しており、私も毎日、前座修業ができました。

 前座のお給金は1部1000円。昼の部、夜の部と両方務めれば2000円です。また、寄席以外の高座は一席しゃべって5000~1万円になり、時にはご祝儀まで。飲食は当然、ゴチです。

 それで、一回一回の額こそ安くても、お金が貯まったんですよ。

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