碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

父の死に感情移入の隙なし 「とと姉ちゃん」が惜しいワケ

公開日:  更新日:

 先週からNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」が始まった。とはいえ、「あさが来た」の波瑠(24)からバトンタッチした高畑充希(24)の登場は、今週からだ。第1週はヒロインの幼少時代を扱う、いわばイントロ編だった。

 最初からやけに“しっかり者”の小学生である主人公・常子より、家でも丁寧語を使う生真面目な父・竹蔵(西島秀俊)のほうが話題になった。それはそれで結構だが、正直言って、描かれるエピソードが陳腐でありきたりなことに落胆した。

 たとえば、父が取引先から預かった巨匠の絵画。幼い妹が汚して大騒ぎになるが、結局は贋作だとわかる。また、結核を患い、死期が迫った父を励まそうと、常子が散ってしまった桜の花を布で再現してみせる。「これって泣けるでしょ」といわんばかりの話で、見る側はその“いかにも”な展開に苦笑いするばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  8. 8

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

  9. 9

    札幌で停電…金子マリの息子を背負いホテルの11階まで上る

  10. 10

    樹木希林さんも別居婚 民法上の気になること弁護士に聞く

もっと見る