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碓井広義
著者のコラム一覧
碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

黒木華「重版出来!」 脇役陣と繰り広げる“技の掛け合い”

 黒木華(26)の連ドラ初主演となる「重版出来!」。タイトルは「じゅうはんしゅったい」と読む。

 重版は本など出版物の増刷のこと。増刷になれば、いわばお札を印刷するようなもので、出版社が儲けるのはそこからだといわれている。また重版出来は多くの読者を獲得した証しであり、著者や版元の達成感も大きい。

 主人公はコミック誌の新米編集者・黒沢心(黒木)だ。柔道の日本代表候補だったバリバリの体育会系女子。頑健、元気、明るさ、さらに勝負勘も武器になる。先週の初回では大御所漫画家(小日向文世)の引退危機を、持ち前の鋭い観察眼で救っていた。

 映画「小さいおうち」や大河ドラマ「真田丸」での“和風でおっとり”とは大きく異なるキャラクターのヒロインだが、黒木はコメディエンヌとしての才能も発揮しながら生き生きと演じている。

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