「一升瓶で夢語る姿に憧れ」 大和田獏が語る兄・伸也と酒

公開日: 更新日:

 夏休みを利用し、東京のアニキのアパートに1週間ほど泊まりにいったこともありました。後で知ったんですけど、ちょうどアニキは「劇団四季」を辞めて間もなく、経済的に一番苦しいときでした。僕が転がり込んでも、お金がないからどうしようと思ってたみたい。で、小さなラーメン屋でご馳走してくれたのが200円か300円のラーメンライス。そっか、お金がないんだなって思い、「アルバイトしてるから明日はオレがおごる」と、アニキが行ってみたいという有楽町のガード横にある「赤瓢箪」という店で、ポークソテーやしょうが焼きをごちそうしました。

■6畳一間の部屋で熱く語る姿に憧れて

 その後かな、アニキがアパートの近くの小さなバーに連れていってくれたのは。「ビールでいいな」って言って、小瓶を2本注文してくれたんです。グッと飲もうとしたら「こらこら、よっちゃん(本名が芳朗)、こういうとこではチビチビ飲むんだ」って(笑い)。

 でも、楽しい思い出です。アニキの6畳一間の部屋に演劇の仲間が車座になって、安い酒を飲みながら熱く夢を語るのを隅で膝を折って聞きながら、なかなかいいなぁって憧れましたね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景