SMAP存続でも前途多難…世代交代進行で“飼い殺し”決定か

公開日: 更新日:

 芸能評論家の肥留間正明氏が解説する。

「“公開処刑”と称された例の会見も実は“謝罪”をしただけで解散を否定したものではなかった。そのため、会見後もキムタクと他のメンバーとの間ではギクシャクが続いていたと聞いています。一方、SMAPとジャニーズ事務所との契約更新は9月に迫り、25周年記念コンサートの開催もアヤフヤだった。すでにジャニー社長が解散については否定していましたが、ファンクラブの会報で再度否定することで解散説を完全に封じ込め、25周年に向けて動きだした格好です」

“育ての親”の女性マネジャーを追放した以上、4人組を黙らせるのはそれほど難しいことではなかっただろう。

 では、これを機にSMAPは国民的アイドルグループとして再生するのか。

「それは難しいと思います。騒動がきっかけで事務所内ではすでに世代交代が進んでしまっているからです。来年公開される映画の主演を見ても、キムタク以外は岡田准一大野智山田涼介らに代わっている。さらに売り上げで見ても現エースの嵐が330億円なのに対してSMAPは180億円。今後はSMAPが出演していた番組やCMなどが順次、他のタレントに差し替えられるはず。事務所サイドとすれば、勝手なことは許さない上に、グループとしての今後の活動も封じて“鉄の掟”の厳しさを業界内に見せつけるのではないでしょうか」(前出の肥留間正明氏)

 国民的グループも今後は「飼い殺し」というわけか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった