秀吉ロス続々 「真田丸」小日向文世“老いの演技”が高評価

公開日: 更新日:

 嗚呼、ついにあの人が逝ってしまった。NHK大河「真田丸」で小日向文世(62)演じる豊臣秀吉が7日放送分で最期を迎えた。

 秀吉の正室、寧役を演じた鈴木京香(48)は、あるインタビューで「今、秀吉ロスです」と言っていたが、秀吉ロスは鈴木ばかりではない。ネットの書き込みでは全国から「あかん、泣ける」「秀吉の老いの描き方は秀逸だった」「もう一度見よう」という声が相次いでいる。ドラマのプロたちからも絶賛の声が上がっている。コラムニストの桧山珠美氏はこういう。

「『真田丸』に最初に登場したころはおちゃめで軽い感じでしたが、徐々に顔は笑っているのに目は笑ってないみたいなブラックな狂気も含む演技になってきましたよね。老いの部分も3週にわたって丁寧に描かれていました。これまで大河で秀吉を演じた役者といえば緒形拳さんと竹中直人さんが代表格でしょうが、小日向さんの秀吉も、この人たちに次ぐ、あるいはしのぐ快演だったと思います」

 例えていえば、あくまでカッコいい緒形・秀吉と、見るからに人懐こい竹中・秀吉の双方を一気に演じてしまったようなものだ。こうなると小日向の今後が楽しみになってくる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です