映画ヒット 主役もPRも万全にこなす大泉洋というブランド

公開日: 更新日:

 時代劇の「駆込み女と駆出し男」がヒットしている。最終の興収で10億円を超える見通しだ。昨年は「超高速!参勤交代」が15億5000万円のヒット。時代劇にちょっとした光が当たっている。いずれも松竹の製作だ。

「駆込み女――」は堂々たる時代劇に仕上がった。黒沢明監督のかつての時代劇を思わせるかのような、荘重な舞台装置に圧倒された。主要な舞台となる寺のなかには男子禁制の大奥ものを思い出させる淫靡さも漂う。時代劇のエッセンスが色とりどりにちりばめられていると言ったらいいか。

 俳優陣で出色なのは主役の大泉洋(42)。女たちが離婚成就のため駆け込む寺の居候男の役で、軽妙かつ明るい雰囲気が因果話のもつ暗い感じを取り払う。彼が放つ笑いはそれほど強烈ではないが、優しげな風貌が苦難の女性たちに向かうとき、ホッとした感じになる。

 大泉のこうした持ち味がヒットに寄与しているのは間違いないが、彼の“役割”はそれだけではなかった。映画公開のとき、よく出演者がメディアに登場して宣伝を行う。今回はその効果が抜群にあって、作品、役者の好感度ともどもアップしたともっぱらなのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網