SMAPに大勝 歴代シングル2位「女のみち」はなぜ売れた?

公開日: 更新日:

 SMAPの解散決定を受けた購買運動で「世界に一つだけの花」が歴代のシングル売り上げランキングでチャゲアスの「SAY YES」を抜いて6位(284万枚)に食い込んだという。ま、「国民的アイドル」とまで言われたグループだから、遅過ぎたぐらいだが、歴代の売り上げランキングを見て、改めて「エッ」と驚くのは2位に食い込んでいる「女のみち」。

 1位の「およげ!たいやきくん」は457万枚を売り上げ不動の地位を築いているのは周知の事実だが、決してカッコいいとは言えない(失礼!)チョビひげの宮史郎とぴんからトリオが歌った歌が325万枚も売り上げていた。万人に受ける悲哀を歌ったわけでもない泥臭いド演歌が、かつてどうしてこんなに売れたのか。日刊ゲンダイで「あのヒット曲を追っかけろ!」を連載していた元DJの橋本テツヤ氏はこう分析する。

「あの曲はもともと、まだ売れなかったお笑いトリオが結成10周年を記念して、300枚だけ自主制作したものなんです。当然、コントを披露する場も限られていて、キャバレー回りがメーン。そこで彼らはホステスさんたちに無料で配布した。これが彼女たちの同情を買い、“きっとつかむわ 幸せを”という歌詞とあいまって、まずは水商売の女性たちの間で火が付いたんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」