「肩透かし」と識者 新番組で露呈した古舘伊知郎の“限界”

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 フジは6時間前の日曜13時台に「さまぁ~ずの神ギ問」という世の中の疑問を検証していくトーク番組を放送している。「フルタチさん」との大きな違いはキャスティングぐらい。両番組とも同一人物がチーフプロデューサーとなれば、同じ味付けでも仕方ないだろうと開き直られたらそれまでだが、底の浅さと手抜き感は否めない。

 初回の目玉企画は、古舘自ら足を運んだヤフー本社訪問だろうが、「6年前に『ヤフー・トピックスの作り方』(光文社新書)が出版された際、おおかたの舞台裏が解説され、その後もテレビカメラが何度か入り、取材してきたネタ。目新しさや驚きはほぼなく、2回目の肩透かしを食わされた気分になりました」(前出の碓井氏)。

 久米宏(72)は「ニュースステーション」後、一発目のレギュラー番組「A」(日テレ系)が3カ月で打ち切りに。このままでは、先人が歩んだ道をトレースしそうな気がしてならない。

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