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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

COWCOW、8.6秒も…“一発屋”が不倫で思い出される皮肉

公開日: 更新日:

 人間は人間がすることにもっとも興味を持つ。犬に噛まれた人間にはあまり興味は湧かないが、犬に噛みついた人間がいたらどうだろう。「どんな人」と興味を持つ。ネタの見つけ方の逸話として女性誌編集長から聞いたことがある。すべてのニュースの基本は人間ドラマ。なかでも芸能ニュースは誰もが知る人間のドラマ。それも男と女の織り成すドラマが大半。分かりやすい。名高い芸能人でなく、ドラマがあれば関心は高まるのも道理。

 狩野英孝の「淫行疑惑」に続き、COWCOWの善し(42)、8.6秒バズーカ―のはまやねん(25)の不倫が報じられた。善しの「あたりまえ体操」がブームになったのはすでに5年前。はまやねんの「ラッスンゴレライ」は2年前。“一発屋”ともヤユされる2人はテレビで見る機会も減っていた。それが突然、不倫報道。「懐かしい」と名前を思い出すことになるのは皮肉だが、昨年来の不倫ブームは今年も続いているようだ。

 不倫はヘタをすれば仕事を失うこともあるが、芸人はスキャンダルをネタにピンチをチャンスにできる。だが、善しは離婚協議中。はまやねんは育児で妻が里帰り中。ネタにはしにくい。昨年3月、ピン芸人のとにかく明るい安村も不倫を報じられた。「安心して下さい。パンツはいてました」のギャグも通じず、芸人として失速した感があるだけに、2人の今後も微妙か。

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