松本人志が提唱 「タレント組合」が光当てる芸能界の暗部

公開日: 更新日:

「つくった方がいいよ。『日本タレント組合』みたいなのを。何かあった時はそこを通してやるようにしていかないと」と、松本人志(53)が提唱した芸能界の労組構想。松本から旗振り役を依頼されたタレント、たむらけんじ(43)が報道陣に囲まれ、前向きなコメントをするなど、ちょっとした盛り上がりを見せている。

■前近代的な芸能界の体質

 コトの発端は清水富美加(22)の出家騒動だ。月給5万円で1カ月間休みなしの上、嫌な仕事を押し付けられたことを告白していたが、過重労働は清水に限った問題ではない。この際、そうした芸能界の前近代的な体質に風穴をあけようというのである。芸能リポーターの城下尊之氏の見方はこうだ。

「タレントと芸能事務所との契約のあり方を見直すには良い機会かも知れませんね。バラバラですから。具体的には清水さん騒動のように、所属タレントは雇用契約なのか、タレントを個人事業主とみなす請負契約なのかという争点をこれから裁判所がどう判断するかによって、大きく流れが決まっていくのではないでしょうか。また芸能の場合、どのタレントであれ、仕事に代えが利かない。そのタレントが現場に行かなければ成立しないなど、雇用契約であっても、サラリーマンのようにはいかない。売れてなんぼの人気商売、競争社会ですから、なかなか難しい面もあるかも知れません」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  3. 3

    五月みどりと中村玉緒が共に施設に入居…“同い年の女優”それぞれの晩年

  4. 4

    やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  1. 6

    1000円の小遣いでも嬉しかったほど安月給でも、「カネはない」など口が裂けても言えなかった

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    森保監督が38歳の長友佑都を日本代表に招集し続けるワケ…7月の中国戦はラスト通告だった

  4. 9

    やす子に“賞味期限切れ説”…1年前「24時間マラソン」で意図せずスターになるもTV業界の評判ダダ下がり

  5. 10

    阪神の独走を許した「巨人の大罪」…1点差にめっぽう弱い要因を元コーチ2人が看破する