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西野亮廣

1980年、兵庫県生まれ。99年、漫才コンビ「キングコング」を結成。近年は絵本作家としても活躍。「えんとつ町のプペル」は映画化され、2019年の公開予定。10月発売の新刊「革命のファンファーレ~現代のお金と広告~」は早くもベストセラーに。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営。

芸能界では誰も「ビートたけし面白くない」とは言えない

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 デビューしてからテレビでとにかく、頑張ろうと思って25歳ぐらいのときに「はねるのトびら」がゴールデンに上がって初の冠番組になったんです。でも結局、「待たなきゃいけないんだ」という感じになった。たとえそこで視聴率を取っても、日本のスターになれるわけでもなくて、芸人大勢出演する27時間テレビとかになったら、たけしさんやタモリさん、さんまさんが真ん中です。4、5年目だったら、冠番組持ってようが何しようが、ひな壇の後ろの方になるんです。

 もちろん先輩方がやられているのは面白いんですけど、場合によっては、あんまり面白くないと思う時もやっぱりある。それに対して当時の僕は面白くないって言えなかったんですよ。

 でも、ある時、「これ、やばいな」と思ったんですね。例えば、このままテレビがどんどん、“おばちゃんメディア”になっていったら、自分もそこに合わせなきゃいけない。おばちゃんに合わせていって、会社ごと崩れていっても、「テレビをもうちょっと面白くしましょうよ」と言えないわけです。

 これはやべえぞと思って、「もっと面白くしましょうよ」と言えるようになるにはどうしたらいいかと考えたときに、「テレビ以外の食いぶちをつくればいいんだ」って気づいたんです。食いぶちさえあれば、干されるのを恐れる必要はないし、対等に話ができます。吉本興業に対しても「僕、それはやれません」ときっちり話せないと、巻き添えを食らってしまう。

 今の僕は芸人であり絵本作家です。肩書はどうでもいいんですが、いろんな食いぶちを用意して発言権を持ちたかったんです。

【連載】キンコン西野 正直者のつぶやき

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