元メンバーが事務所提訴 「地下アイドル」搾取の悪質手口

公開日: 更新日:

 まだまだ氷山の一角だろう。「私たちと同じ状況の人もいると思う」と訴え出たのはアイドルグループ「虹色fanふぁーれ」を脱退した元メンバー4人。

 アイドルとして2年以上活動していながら、実質タダ働き。移籍を申し出ると「他で芸能絶対やるなよ。全力でつぶすぞ」などと脅し、活動を制限されたのは不当だとして、前所属事務所に契約の無効確認などを求める訴えをこのほど東京地裁に起こしたのだ。代理人の弁護士も「地下アイドルが増え、事務所とのトラブルの相談数は増えている」とコメントしていたが、インディーズの世界で活動する地下アイドルの実情は想像以上にヒドイ。

 今回の訴えによると、原告で10~20代の元メンバー4人は2015年7月に芸能事務所「デートピア」(東京・目黒)と契約した際、毎月の賃金3万8000円で契約したが、レッスン料として同額を差し引かれていた。契約書には「売り上げが生じた場合は定めた賃金とは別に金銭が支払われる」とあったにもかかわらず、イベントや物販などで利益が上がっても分配されることはなかったという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  4. 9

    高市早苗総裁はまだ首相じゃないのに閣僚人事?「内閣の要」官房長官に“激ヤバ”木原稔前防衛相のワケ

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言