元メンバーが事務所提訴 「地下アイドル」搾取の悪質手口

公開日: 更新日:

 とんでもない搾取だが、芸能プロデューサーの野島茂朗氏は「出演料とレッスン料の相殺は、まだマシな方です」と言い、こう続けた。

「事実、こうした被害が後を絶たず、被害者の会もできて、何とかしようとしているのですが、訴えることすらできないでいるケースがたくさんある。会社(事務所)を登記していなかったり、実際と全く関係のないところに会社名だけ登記していたり、第三者の会社や休眠会社の口座をつかって運営していたり……。そのうちのどこかの口座を手掛かりに被害者が弁護士に相談しても、事務所の実態もつかめなければ、加害者である社長や社員の本名請求先すら特定できず、泣き寝入りするしかないという状況に追い込まれたりしている。そういう相手は携帯番号も頻繁に変わって連絡を取ることすら難しくイタチごっこ。被害者が諦めるのを待っているとしか思えない。本当に悪質なんです」

■業務委託契約で長時間拘束

 ハナから搾取するつもりでアイドル志望の少女たちをそそのかし、たぶらかしているヤカラが跋扈。その手口も、悪質だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒