紅白司会の内村光良が歩む“国民的芸能人”への期待と死角

公開日: 更新日:

「内村の認知度は『イッテQ』のおかげで普段、絶対にテレビを見ない視聴者でも彼の名前は知っている。内村を起用すれば紅白の視聴率3~6%は底上げすると業界ではみられています。上田会長にしてみれば、19年にスタートする地上波のネット同時配信事業計画を民放や総務省に認知させたい。うまくいけば受信料は2倍になる。そのために紅白が過去にない高視聴率をマークし、国民に支持されているということを訴えたい。そのためにも今年の紅白はNHKにとって未来を左右する番組になったわけです」(前出の事情通)

■一夜限りの「ポケビ」復活説も……

 もうひとつ、目玉演出企画が一向にあがらない紅白だが内村の出演で「LIFE!~人生に捧げるコント~」のレギュラーメンバーの稼働が見込めるのもメリットのひとつだ。

「ココリコの田中直樹、ドランクドラゴンの塚地武雅、星野源ムロツヨシ、西田尚美らの出演が内定しています」(別のテレビ関係者)

 一方で残念なニュースも――。


「相方である南原清隆は紅白には出てこない。事務所の方針であると同時に内村起用の際に言質を取ったそうです。また、一部ネットなどで報じられているポケビことポケットビスケッツの一夜限りの復活説は完全なデタラメ。コントユニット“はっぱ隊”の復活などももちろんあり得ない」(芸能プロ関係者)

 内村起用で高視聴率を狙うNHK。果たしてもくろみ通りにコトは運ぶのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも