駆け出し時代は安酒で朝まで 国広富之さんが語る「酒歴」

公開日: 更新日:

 NHK大河ドラマ「西郷どん」に出演することが発表された俳優の国広富之さん(64)。酒量は減ったものの、お酒をめぐるエピソードには事欠かない。

 ◇  ◇  ◇

 僕の酒歴――それは俳優としての歩みとともにあったといってもいいでしょうね。生まれ育った京都から俳優を目指して上京したのは1976年。京都学園大を卒業し、そのまま東京・大久保にあった養成所「松浦竹夫演劇研究所」に入所して、イロハを学びました。

 デビュー前だから生活費を飲食店のアルバイトで賄っていましたし、小遣いなんて知れてます。飲みに行くのはもっぱら新宿のションベン横丁や渋谷なら山手線沿いの高架脇にあった赤提灯街。焼酎や安い日本酒がメインで、確か1杯100円とか150円でした。カウンター越しに見てると焼酎は一升瓶が空くと一斗缶から漏斗で移してる。銘柄まで見てなかったけど、少なくとも高級でないことは確か。安いから二日酔いも強烈で、何度痛い目に遭ったか(笑い)。

 それでも懲りず、誘われたら断らなかった。77年にTBS系ドラマ「岸辺のアルバム」でデビューし、ゴールデン・アロー賞放送新人賞を受賞してからもしばらくは安酒のお世話になってました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった