独立のビートたけし 愛人との再出発と”終活”宣言の波紋

公開日: 更新日:

「オレが辞めちゃうと、コイツら食えなくなっちゃうからさ」――。3月いっぱいで所属事務所「オフィス北野」を退社し、独立するビートたけし(71)はかつて、そう漏らしていたそうだ。ある制作会社幹部が言う。

「オフィス北野には実質フリーターの中年や、カラオケやダーツなどの飲食店経営が本業のようなシニアがいたり、たけし映画のチョイ役くらいしか仕事のない役者が少なくないですからね。たけしさんには取り巻きがたくさんいて、行く先々にゾロゾロと引き連れていますが、彼らを従えているというより、彼らがぶらさがっているというのが実際で、たけしさんがひとりで大所帯を食わしているようなものです。

 たけしさんはいつでもチップや小遣いを渡せるよう、1万円札の札束を入れた袋を持っていて、飲食店の給仕アルバイトにもあげたりしている。そういうことを、ずっと長いことやってきたんです。今年で事務所設立から30年の節目ということもあり、もう疲れたよ、ということでしょう」

■今後は18歳下愛人との会社を拠点に

 これまで二人三脚でたけしと歩んできた森昌行社長(65)はたけしから独立の理由として、「軍団を含め、これまで背負ってきたものをいったん下ろしたい。自分の時間を増やしたい」と言われたことをスポーツ紙の取材で明らかにしている。独立後は、公私ともにパートナーとされる18歳年下の「オネーチャン」と3年ほど前に設立した「T.Nゴン」という会社を拠点にしていくという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  4. 4

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  5. 5

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    公明党が自民党総裁選に異例のドーカツ…「ポスト石破」本命の高市早苗氏&小泉進次郎氏に影落とす

  5. 10

    ぐっすり眠りたければ寝室のエアコン設定を25度超にしてはいけない