愛船焼失も克服…加山雄三に学びたい“ノーテンキの処世術”
何があっても、加山雄三は元気!17日、「うたコン」(NHK)の「海に恋して 夏ソング特集!」に出演していつもの笑顔で熱唱し、健在ぶりをアピールした。
加山といえば、4月に愛船「光進丸」を火災で焼失、憔悴し切った姿は記憶に新しい。その後については6月に「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した際、沖縄で仕事をしていたこと、「光進丸が燃えた時、分身を失ったような悲しみに襲われたが、これはターニングポイント。これからは自分が楽しむだけでなく、人の役に立つような仕事をしなくては。そのためにも健康でいなくてはとダイエットを始めた」と語っていたが、この日を見る限り完全復活だ。
オープニングでは石丸幹二&山内恵介と「思い出の渚」を歌い、さらに映画「若大将シリーズ」の相手役で5月に急逝した星由里子の思い出話をチラッとして、「夜空の星」「君といつまでも」を熱唱。最後に、35年前に光進丸の上で制作した加山初の演歌の新曲「嘘よ」までちゃっかり歌いきった。
「ホテル経営の失敗による多額の借金、父・上原謙の再婚にまつわるゴタゴタ、さらに光進丸焼失と次から次へと災難に襲われましたが、加山は何度も人生のターニングポイントを迎えながら苦難を乗り越えてきた。よく言えばタフ、言い方を変えるとノーテンキ。それが加山を支える活力ではないか」(芸能関係者)
御年、81歳。ノーテンキで切り替えが早く、立ち直りも早い。若大将に学ぶものは多い。