著者のコラム一覧
吉川圭三映像プロデューサー

1957年、東京都生まれ。82年日本テレビ入局。「世界まる見え!テレビ特捜部」「恋のから騒ぎ」「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」などを手掛ける。現在、ドワンゴのエグゼクティブプロデューサー、早稲田大学表現工学科講師を務める。著書に「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」(小学館)、「全力でアナウンサーしています。」(文藝春秋)がある。

2ちゃんねる開設・ひろゆき<後編>ニコニコ動画の誕生秘話

公開日: 更新日:

 私のようなオッサンだけでなく、若手社員にも気さくにひろゆきさんは話す。ひろゆきさんのためにチョイスしたDVD「ポチの告白」をプレゼントした後日、社内でひろゆき氏とすれ違った。

「あ、吉川さん。アレすごかった」

「アレ?」

「『ポチの告白』ですよ。ああいう日本社会をえぐったような映画が欧米みたいにバンバン作れたら日本映画は変わりますよ」

「まあ、昔はともかく今の日本映画は見えない自主規制が意外とありますからね。テレビ放映出来ないとか、出資先や製作委員会が了承しないとかで、ファミリー向けやカップル向け作品ばかりになりやすいですね」

「なるほど。ところで、吉川さんは映画を一日何本くらい見ているのですか?」

「んー。1日1本くらい、年間300本以上は。まあ、ほとんど病気ですね」

「また、良いモノがあったらお送り下さい。代金はお支払いしますので」

 彼はまた爽やかに去っていった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ