1年間の“お蔵入り”から…映画「一茶」公開へ強力な支援者

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■沖潮開発の社長を直撃

 作品とはまったく関係ない立場にありながら、高額な寄付を申し出た沖潮社長。その胸の内を本人に聞いてみた。

「私は3年前に脳出血で倒れ、3日間生死の境をさまよいました。リハビリを続け、おかげさまで仕事に復帰できるまでに回復したんですが、その最中に『一茶』のお蔵入りニュースをテレビで見たんです。飯山市の窮状を知り、『自分が生かされたのには意味があったはずや。ひょっとするとそれは飯山で困っている人らのために、何かしろということかもしれへん』との思いに突き動かされた。それですぐに飯山市の観光局に電話をしました」

「一茶」の脚本を執筆した脚本家の柏田道夫氏は「沖潮開発さんのご厚意で、飯山市の立て替え分だけでも解消できて本当にありがたく思っています。映画は藤沢周平先生の重厚な原作を得て、恵まれたキャストの熱演、監督の命をかけた思いがこもった素晴らしい作品になっています。これが公開できない現状こそが最大の不幸です」。

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