引退10年…元グラドル小阪有花さんが子供たちに捧げる理由

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 高校3年で芸能界入りし、「ミスマガジン2004」でグランプリを受賞。持ち前の明るい性格と抜群のプロポーションで、テレビや雑誌に引っ張りだこだった小阪有花さん(33、旧芸名=小阪由佳)。しかし次第に芸能界が肌に合わないと感じるようになり、09年に突然引退すると、激太りした姿で登場して世間を驚かせた。その後、保育園の先生に転身したが、芸能界引退から10年、今どうしているのか?

【写真】小阪有花インスタグラム【動画】

「おひさしぶりです!」

 東京メトロ・茅場町駅から徒歩約3分の弊社会議室。小阪さんは地下鉄を乗り換え、ひとりでやってきた。

 3年前に取材した際、ショートだった髪形は肩までの長さに。168センチのスレンダーボディー、笑うと目が三日月形になるチャームポイントは健在。現役時代の愛らしさはそのままに、オトナの魅力が加わった印象だ。

 小阪さんは芸能界から離れた後、夢だった保育園の先生になるためアルバイトから再出発した。

「3年ほど保育補助として携わらせていただき、15年には自ら保育園を立ち上げて担任を受け持ちました。それから、別の園に移ってまた普通に働いて、2カ月前まで担任をしていました。でも、今は保育の現場には立ってないんです……」

 楽しそうに保育園や子供たちの話をしていた小阪さんが、どうして?

「実は腰を痛めてしまい、体を動かせなくなってしまって。病院に行ったら『このままではヘルニアになってしまうよ』と。保育園は子供を抱っこしたり、かがむことが多い職場なので、働くことが難しくなって一度現場を離れることにしたんです。子供たちの進級を見届けられず、すごく心残りでしたが、周りにも迷惑をかけられないし、悩んだ末に決断しました」

 再び逆境に見舞われた小阪さん、それでもやはり何らかの形で幼児教育に役立つことはできないか、と考えたという。

「足かけ9年、保育の現場でがむしゃらにやってきましたが、今回、体を壊したことで、もう一度、自分のことを考えるタイミングができました。そんな時、昔から夢見ていた絵本作りを通して、子供たちに温かい声がけや優しい言葉を伝えられないか、と考えるようになったんです。自分の思いが絵本という形になって、いろんな子供たちのそばに居続けられたら、って。ごめんなさい、くさいセリフですよね(笑い)」

 小阪さんはそう言ってはにかんだが、背景には“苦い経験”があった。

「当時の自分を見て思うのは“闇”」

 横浜市出身の小阪さんは高校3年の時に渋谷でスカウトされ、芸能界入り。アイドルの登竜門ともいわれる「ミスマガジン」グランプリ獲得後は、トントン拍子で仕事が決まり、人気アイドルへの階段を駆け上がった。

「でも、私は小さいころから自分にずっと自信が持てない子でした。あまりポジティブな言葉をかけられなかった幼児期の教育にも原因があると思います。下積みもなく芸能界で成功してしまったことで、仕事が少し減ったと感じるだけで不安や恐怖が膨らんでいったんです」

 心のバランスを崩した小阪さんは、引退後の10年2月、他人に言われるがままに71・5キロに激太りした姿でライブを敢行。変わり果てた元トップグラドルは、芸能マスコミの格好の餌食になった。

あの当時の自分の写真を見て、ひと言で言うと『闇』だなと思います。自分の精神的な弱さやプレッシャーに打ち勝てず、心の闇にのまれた、その結果だと思うんです。ただ、あの瞬間は今ではとても意味があるものだと思っています。闇の中にいると何が闇かわからないように、苦しい時には苦しいことに気づかない。私自身が体験したことです。子供たちにはあんなふうになってほしくない。子供の悩みや苦しみに気づけるよう、寄り添ってあげたい。ぬくもりや思いやりに囲まれ、自信を持って育ってほしい。だから、私は子供たちを見ていたいんです」

 絵本作家への夢はすでに動き出している。小阪さんが原作を書き、イラストは週刊少年マガジンの第89回新人漫画賞特別奨励賞を受賞した漫画家・井上菜摘さんが担当。2人はプライベートでも仲のいい親友だ。

「絵本業界はいま厳しくて、とくに新作絵本を売るのは難しいんです。出版社の方もなかなか首を縦に振ってくれません。それで、今回はクラウドファンディングでご支援をいただく形を取らせてもらっています(2018年12月28日まで)。ひさびさにグラビア撮影にも挑戦しました。私はやりたいんだ! という思いは誰にも負けません」

(取材・文=白井杏奈/日刊ゲンダイ

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