大ヒット中「ボヘミアン・ラプソディ」主役が語る熱演の裏

公開日: 更新日:

「フレディの人間性を深く理解する必要がありました。彼の葛藤は何か。彼のすべての側面を理解する必要がありました。ステージで聴衆を手中に収める以上の何かがフレディにはあった。それを理解する必要があったのです」

 この映画では、解散状態だったクイーンが1985年7月のライブ・エイドで再結成して伝説的なパフォーマンスを行う場面で終わっており、91年11月にエイズで亡くなるまでの闘病生活や恋人ジム・ハットンとの生活などは描かれていない。

 この件に関して、ラミは次のように明かした。

「彼ら(映画の監修をしたクイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラー)はフレディの全生涯を映画に盛り込みたいと望んでいました。誰もが死ぬまで続いたフレディとジムの関係をもっと見せたいと思っていた。全く素晴らしい関係でしたからね。もし、私が好きにしていいのなら映画を1時間伸ばして、描かれなかった空白を埋めたいのですが」

「この映画には、偏った側面があるのは分かっています。でもそれは仕方がない。別のバージョンの映画を作ることも可能ですが、私たちは特定の期間に焦点を絞る必要がありました。映画はライブエイドのシーンで始まり、ライブエイドで終わることを望んだのです。そのために困難な問題が生まれました」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発