木久蔵ラーメンを笑点の皆が「まずい」とネタにしてくれた

公開日: 更新日:

「清水先生がよくおっしゃっていたのは、『孤高であれ』『漫画の鉱脈は自分で探せ』『男は群れるな』でした。2番目の漫画を落語に変えて、この3カ条を今も座右の銘にしてます」

 木久蔵ラーメンのパッケージは鞍馬天狗の扮装をした木久扇の姿のイラストが描かれている。

「でも、それだけじゃこんなに売れなかったでしょうね。笑点の大喜利の中で、皆が『まずい』『まずい』とネタにしてくれたおかげもあります。あんまりまずいって言われると、一度食べてみようかという気になるでしょ。食べてみると、『なんだ、おいしいじゃないか』となる」

 確かに、人気番組の中でネタにされたのは良い宣伝になったはずだ。私もよく食べているが、麺のゆで時間さえ間違えなければおいしくいただける。

「おかげさまで、東京駅と羽田空港の売店では、常に売り上げベストテンに入っています。東京土産としても定着したと喜んでます」

 木久扇は胸を張った。落語家の副業としては大成功と言える。 (つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」