木久蔵ラーメンを笑点の皆が「まずい」とネタにしてくれた

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「清水先生がよくおっしゃっていたのは、『孤高であれ』『漫画の鉱脈は自分で探せ』『男は群れるな』でした。2番目の漫画を落語に変えて、この3カ条を今も座右の銘にしてます」

 木久蔵ラーメンのパッケージは鞍馬天狗の扮装をした木久扇の姿のイラストが描かれている。

「でも、それだけじゃこんなに売れなかったでしょうね。笑点の大喜利の中で、皆が『まずい』『まずい』とネタにしてくれたおかげもあります。あんまりまずいって言われると、一度食べてみようかという気になるでしょ。食べてみると、『なんだ、おいしいじゃないか』となる」

 確かに、人気番組の中でネタにされたのは良い宣伝になったはずだ。私もよく食べているが、麺のゆで時間さえ間違えなければおいしくいただける。

「おかげさまで、東京駅と羽田空港の売店では、常に売り上げベストテンに入っています。東京土産としても定着したと喜んでます」

 木久扇は胸を張った。落語家の副業としては大成功と言える。 (つづく)

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