木久蔵「ほめて下さい。僕はほめられて育つタイプなんで」

公開日: 更新日:

 私も演芸評論家として「木久蔵の息子」に注目していた。父親とはまた違った「坊ちゃんキャラ」で面白いと。

 1999年、二つ目に昇進。同じ落語家ジュニア仲間である林家いっ平(現三平)と2人で昇進披露の会を開いた。その夜遅く、会を見に行った私のところに木久蔵から電話があった。「今日は来ていただいてありがとうございました」まではよかったが、その後がふるっている。「今日の僕の落語、ほめて下さい」と言うのだ。普通は「いかがでしたか」と評を求めるものだが「ほめて下さい」とは驚いた。

「先生にほめてもらえば自信がつくと思って。僕はほめられて育つタイプなんで」

 私はきくお君のよかったところを懸命に思い出してほめてあげた。

「『疝気の虫』の虫がよかったってほめていただきました。うれしかったです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    厚生年金70歳以上義務化で日本は“ブラック国家”まっしぐら

  2. 2

    衆院補選10年ぶり敗戦濃厚で 甘利選対委員長に「責任論」

  3. 3

    帰化決意の白鵬が狙う理事長の座 相撲界を待つ暗黒時代

  4. 4

    白鵬は厳罰不可避か 春場所の“三本締め”に八角理事長激怒

  5. 5

    パ球団トレード打診も…阪神は藤浪を“飼い殺し”にするのか

  6. 6

    杉並区議選応援で大混乱 杉田水脈議員に差別発言の“呪い”

  7. 7

    失言や失態だけじゃない 桜田五輪大臣辞任「本当の理由」

  8. 8

    投手陣崩壊…広島“沈没”は2年前のドラフトから始まった

  9. 9

    主演「特捜9」が初回首位 V6井ノ原快彦が支持されるワケ

  10. 10

    中日・根尾は大学を経てからのプロ入りでもよかったのでは

もっと見る