「3万円は返さないことにした」立川談志は常にネタを意識

公開日: 更新日:

 そもそも木久扇におバカキャラの与太郎役を振ったのは、初代司会者の立川談志だ。

 1966年に「笑点」が始まった際、談志は大喜利メンバーに、キャラクターを割り振った。

 先代円楽は「物知り」、桂歌丸は「批評家」、柳亭小痴楽は「都会人」、三遊亭小円遊は「乱暴者」、林家こん平は「田舎者」といったあんばいである。

 69年からレギュラーに加わった木久扇(当時は木久蔵)は与太郎役を任じられた。

「談志さんは当時から若手を引っ張ってくれてました。我々二つ目をいろんな所に連れていき、いろんな人に紹介してくれる。口は悪いけどあったかい人でしたね」

 木久扇が談志に気に入られたのは前座時代、気が利く若者だったからだ。ある時、寄席の高座を降りた談志が汗びっしょりで、「湯屋に行きてえ」と言ったので、自分用の洗面道具とせっけん箱、簡易カミソリ、手拭いを差し出した。談志は「気が利くねえ」と言って銭湯へ出かけたという。

「可愛がってもらって、僕が招くと必ず顔を出してくれました。三軒茶屋でラーメン屋を開いた時も開店祝いに来てくれて。『この店はラーメンよりギョーザがうまい』って、冷蔵庫のギョーザを売る分まで持って帰っちゃった」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ