東京五輪で木久翁は「世界中の財布が日本に来る」と大喜び

公開日: 更新日:

 すると、木久蔵がストップをかけた。

「新商品じゃ失敗してるじゃないですか。木久扇ナポリタンで」

 それは私も覚えている。確か5年前に発売されたはずだが。

「木久扇の名前の新商品を作りたくて、『木久扇ナポリタン』という即席スパゲティを発売したけど、売れなかったですねえ。すぐに撤退しました」

「だって、父は喉頭がんの治療の最中に試食してましたから。味なんてわかるわけないですよ。味覚が狂ってるんですもの」

 しかし、木久扇の開発欲は止まらず、スイーツの新商品も考えているらしい。発売元はラーメンだけでいきたいと言っているそうだが。

「父と地方公演に行くのに羽田空港からだと、必ず早めに行って売店の棚を見ます。木久蔵ラーメンを客の目に留まる場所に置き換えたりしてチェックが厳しい。最近発売された円楽師匠の『腹黒ラーメン ブラック醤油味』も置いてありましたが、棚の一番下の目立たない所にありました(笑い)」

「うん、あれは売れないね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景