特別編<1>“1度エンジンが止まったら最後”という思いで…

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碓井 それは単に子どもの頃に見た景色というだけではなく、気持ちの中、心の中に刻み込まれたものなんでしょうね。

倉本 僕は戦時中、岡山の山奥に疎開していた時期があります。いまでも時折足を運ぶのですが、そうするとね、ポツポツと家が残っている。どんなに時が経っても山や谷の景色は変わっていないんです。そういう原風景をもつ人間はある種幸せで、自分が帰っていく場所、その象徴としての一本の道です。

(つづく)

(聞き手・碓井広義 文・山田稔)

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