米では逮捕66回でも再起 ピエール瀧逮捕“自粛と賠償”の狂騒

公開日: 更新日:

 ピエール瀧(51)が麻薬取締法違反で逮捕され、出演しているCM、映画、ゲームが軒並み中止や差し替えに動き、マスコミも芸能界も騒々しい。先月の新井浩文の逮捕もあり、最近は即座に出演作品を“お蔵入り”にする風潮に、「作品に罪はない!」との声が高まっている。

 逮捕された俳優が出ている映像作品をどう扱うかについて今のところ規定なんかない。要は“自粛”。CMの打ち切りは当然かもしれないが、ドラマはダメだが、映画はいいのか。ドラッグなら中止で他の犯罪ならOKとか、主役なら中止でチョイ役ならOKとか、何の基準もないまま損害賠償の数字だけが躍り、なんでもかんでも中止の方向だ。これは情けない。

 ここで、海外俳優や歌手のいわゆる“セレブタレント”に目をやると逮捕歴のトップは俳優、マーティン・シーンのなんと66回!(再逮捕が多くて曖昧な数字かもしれないが、とにかく多い)。彼の場合、公民権抗議活動での逮捕だ。

 日本人になじみがある俳優ではドラッグ絡みならロバート・ダウニー・ジュニアが6回ほど。逮捕された後、ドラマで復活したが、放送中にまた逮捕。だが、その後、ドラッグを断ち、映画「アイアンマン」で大ヒットを飛ばし、今は実力派として活躍している。彼は逮捕されても再起の道が与えられ、作品がお蔵入りになることもない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  5. 5

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 8

    福山雅治イメージ大暴落…「路上泥酔女性お持ち帰り」発言とファンからの"賽銭おねだり”が時を経て批判集中

  4. 9

    福山雅治がフジ第三者委「有力番組出演者」と認めた衝撃…NHKの仕事にも波及不可避、ファンは早くも「もうダメかも…」

  5. 10

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます