二田一比古
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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

若手俳優が続々出演 時代劇映画はNHK大河への大事な“伏線”

公開日: 更新日:

 女性の半生を描くのが朝ドラなら、大河は歴史上の人物をテーマにするほうがなじめる。後は主役を含めたキャスティング。政財界御用達といわれる1年間のドラマ。注目度は高いだけに、俳優にとっても、これ以上の箔の付くドラマはない。必然的に抜擢されるようなアピールが必要とされるが、「若手俳優はたくさんいるが、時代劇がハマるイメージが湧く人がいない」という指摘も聞く。そんな中、今年の映画界は時代劇ラッシュ。それも若手俳優が主演しているのも、大河と無関係とは思えない。すでに佐藤健の「サムライマラソン」が公開され、今週末には高良健吾の「多十郎殉愛記」が公開。5月には松坂桃李の「居眠り磐音」に、映画初主演の細田善彦の「武蔵」。8月には星野源高橋一生の共演で話題の「引っ越し大名!」が公開になる。名前の挙がった俳優はいずれも朝ドラか大河に出演経験があり、なおかつ、人気、貢献度とも申し分なし。放送記者によれば、「朝ドラか大河に出ていた人が近い将来の大河主役に抜擢される確率は高い」という。今回の時代劇出演はその伏線であり試金石との見方もできる。

 とはいえ現代劇と違い、時代劇ならではの難しさもあるという。

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