黒木華はミスキャスト?「凪のお暇」好発進に“男優陣の妙”

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 7月スタートのGP(ゴールデン・プライム)帯連続ドラマは、すべて漫画や小説、海外ドラマなどの「原作」付きだ。

 初回視聴率10%台と好スタートを切った黒木華(29)主演の「凪のお暇」(TBS系金曜夜10時)もそのひとつで、人気漫画のドラマ化。

「企画を通すのに説明が楽なうえ、特に漫画原作なら絵コンテやカット割りまであるわけで、予算を握る人間や制作者や演者みんなが容易にイメージできる。ある程度実績がある原作なら、スポンサーも納得しやすいから、この流れは止められないでしょう」(民放キー局関係者)

 一方で、原作があると〈展開が読めてしまう〉〈キャストや演出など、原作ファンからの厳しい意見にさらされる〉などのマイナス面もありそうだ。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「一般の視聴者にとっては、面白ければ原作もの、オリジナルものどちらでも構わないでしょうが」と、こう続ける。

「原作ものは初回の視聴動機にはなりますが、原作を知る視聴者をいかに納得させるのかを考えると、制作者にとってはむしろハードルは高いわけです。ネットの時代ですから、原作を知らないで見る人にも、原作ファンからのシビアな意見というバイアスがかかってしまう」

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