黒木華はミスキャスト?「凪のお暇」好発進に“男優陣の妙”

公開日: 更新日:

 7月スタートのGP(ゴールデン・プライム)帯連続ドラマは、すべて漫画や小説、海外ドラマなどの「原作」付きだ。

 初回視聴率10%台と好スタートを切った黒木華(29)主演の「凪のお暇」(TBS系金曜夜10時)もそのひとつで、人気漫画のドラマ化。

「企画を通すのに説明が楽なうえ、特に漫画原作なら絵コンテやカット割りまであるわけで、予算を握る人間や制作者や演者みんなが容易にイメージできる。ある程度実績がある原作なら、スポンサーも納得しやすいから、この流れは止められないでしょう」(民放キー局関係者)

 一方で、原作があると〈展開が読めてしまう〉〈キャストや演出など、原作ファンからの厳しい意見にさらされる〉などのマイナス面もありそうだ。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「一般の視聴者にとっては、面白ければ原作もの、オリジナルものどちらでも構わないでしょうが」と、こう続ける。

「原作ものは初回の視聴動機にはなりますが、原作を知る視聴者をいかに納得させるのかを考えると、制作者にとってはむしろハードルは高いわけです。ネットの時代ですから、原作を知らないで見る人にも、原作ファンからのシビアな意見というバイアスがかかってしまう」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ