チュート徳井は芸能界追放か 増税直後の庶民感情を逆なで

公開日: 更新日:

 実際、ただの申告漏れというには悪質だ。スポーツ紙芸能デスクはこう言う。

「吉本の場合、売れっ子のタレントは個人事務所をつくり、そこを通じて出演料などを受け取っています。個人の所得税と比べ、法人税の方が税率が低くなるからだそうで、徳井さんの『株式会社チューリップ』も節税のために設立した部分は大きい。個人旅行に服、アクセサリー代まで経費としたり業界のどんぶり勘定体質がうかがえます」

 では今後、徳井はどうなるのか。会見では本人も「徳井が出ていると気分が悪いと言われたら、仕事ができなくなっても致し方ない」と、引退も覚悟しているような言い方をしていた。一方で、元プロ野球選手でタレントの板東英二がかつて7年間で約7500万円の申告漏れを名古屋国税局から指摘されたときは、2012年から活動休止を余儀なくされたが、約1年で復帰した前例もある。ワイドショーのベテラン芸能デスクの見方はこうだ。

「テレビ各局は、今回のゴタゴタに早くケリをつけたいというのが本音。徳井がゴールデンなどで数字(視聴率)を取っているタレントだからです。各局とも、最も気に掛けているのがスポンサーの顔色です。謝罪会見とその後の世論を見て、スポンサーが許せば、今後も変わらずに徳井を起用していく。宮迫のような反社との関わりではないし顔色を注視しているところでしょう。逆に言えば、数字の取れないタレントであったらすぐに出演見合わせなどと発表して切っている」

 すでに事態を重く見たCMスポンサーは徳井の出番を差し替えたCMに変更。騒動が拡大すれば芸能界に徳井の居場所がなくなるのはあっという間だ。このまま芸能界追放か、それとも……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意