「海老蔵」名義最後の本公演…秋元康の台本がひど過ぎる

公開日: 更新日:

「鈴ヶ森」は海老蔵の幡随院長兵衛、莟玉の白井権八が妖しい魅力を放ち、この芝居を「美少年もの」として見せて、新鮮。

■浅草公会堂と歌舞伎座は…

 浅草公会堂は尾上松也が「寺子屋」の松王丸と、「仮名手本忠臣蔵」七段目の大星由良之助という大役2つに挑み、大健闘。松王丸は仁左衛門に習ったそうだが、たしかに、仁左衛門に見える瞬間があった。浅草は松也と他の若手との差が課題だが、「寺子屋」では中村隼人が武部源蔵を、七段目では坂東巳之助が寺岡平右衛門をそれぞれ熱演。

 歌舞伎座は中村勘九郎が久々に登場。弟の七之助と、三島由紀夫作「鰯売恋曳網」に出ている。祖父・十七代目勘三郎と歌右衛門、十八代目勘三郎と玉三郎のコンビで演じられてきたものを、この兄弟が継承してきたが、独自のものになってきた。

 市川猿之助と團子の「連獅子」は澤瀉屋の型で、他の役者のものより動きが激しい。それなのにスポーツ的ではなく、演劇としてのファンタジーとなっており、人間が「獅子」を演じているのではなく、「獅子の精」そのものに見えた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”