春けいこさん お宮参りで片鱗を見せた娘と漫才の日々

公開日: 更新日:

 80年代の漫才ブームに若手女性漫才師として大人気だった春やすこ・けいこの春けいこさん(61)。夫は横山やすしの弟子、横山たかし・ひろしのひろし(73)で、たかしさんが昨年6月に死去。「横山ひろし・春けいこ」として夫婦漫才コンビを結成した。秘蔵写真は夫のひろしさんとおもろい(?)娘のお宮参りでのスナップ。家族にまつわる話から夫婦漫才結成までを話してくれた。

 ◇  ◇  ◇

 この写真は85年に大阪の天満宮に、娘のお宮参りに行った時のもの。普通赤ちゃんて手をギュッと丸めてますよね。でも、娘はおはらいしてもらう時に指を広げてパーの形にして、口を大きく開けていた(笑い)。親は頭を下げる時なのに「変わった子やなぁ」と、2人してゲラゲラ笑ったのを今でも覚えてます。

 その娘が小学生の時に主人が漫才で着てる背広の内側に、ワッペンを貼るという発案をしたんです。「ワッペンつけたらおもしろいんちゃう?」と。それから主人が「拍手!」というワッペンを最初に作り、「万歳」とかドンドン増えて、今は30~40枚あります。

 去年、夫婦漫才を組むことになりました。でも、夫婦で漫才やるのは初めてではなくて最初は「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)の企画でやったり、その後も「いい夫婦の日」のイベントとかで何度か組んだりはしてました。

 もともと主人は歌が好きで歌手になりたくて大阪に来たんです。相方のたかしさんが入院された時期に「ひとりで歌マネでもしようか」と考えてピンでもやっていたんですが、横を見たら元漫才師の私がいた(笑い)。私はひとりでコメンテーターをやったり、講演に行ったりしていたけど、主人から組む話を持ちかけられ、松竹の会社からも「夫婦でやってみませんか」と誘われて。で、娘が「夫婦でやれやれ。笑われてナンボや」と勧めてきて決めました。

■絶対に芸人にはさせたくなかった

 お宮参りの頃から変わった子やなと思ってましたけど、娘はすごくおもしろくて、周りから「松竹入ったらいいのに」と勧められてました。けど、私は絶対に芸人にはさせたくなかった。「女の子がお笑いなんて!」と私が言うのもおかしいですけど(笑い)。

 その娘も一昨年やっと結婚し、今は千葉に住んでいる。時々帰ってきては「なんかおもしろいネタある?」と聞いてきます。夫婦漫才を始める時も娘に漫才のネタを見てもらいました。娘は「そこはいらんのちゃう?」とかダメ出し、すごいです!(笑い)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」