品位あるハコフグ帽 さかなクンが永田町に風穴開ける快挙

公開日: 更新日:

 伝説のプリンセス以来の“快挙”か。タレントで東京海洋大名誉博士のさかなクンが13日、トレードマークの「ハコフグ帽」をかぶって参議院に参考人として出席。海洋問題で持論を語った。国会の規則は帽子着用での出席を原則禁じているが、「品位を欠くものではない」と全会一致で特例として認められた。

 さかなクンは「ギョギョっと緊張した。帽子は皮膚の一部。お認めいただき本当にありがたい」と記者団に語ったが、隔世の感を禁じ得ない。

 1991年、社会党の長谷百合子衆院議員が愛用のベレー帽をかぶって本会議に出席。物議を醸した際、彼女が正当性の引き合いに出したのは英国のダイアナ妃だ。86年の「国賓」来日時に帽子着用のまま、本会議場であいさつしたことを挙げたが、式典での着用は前例にならないとして突っぱねられた。

 あれから、もう29年。そろそろ、襟巻きや杖の持ち込みすら許されない永田町のジョーシキを“ギョッそり”見直してもいいのでは?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  2. 2

    母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情

  3. 3

    J1に異変!2連覇の神戸が開幕から5戦未勝利「3つの元凶」…選手間にはフロント幹部への不信感も広がる

  4. 4

    「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

  5. 5

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  1. 6

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 7

    ナベプロが新たな柱に社運をかけた状況で、ジュリーの立場は息苦しく…

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  5. 10

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧