大高宏雄
著者のコラム一覧
大高宏雄映画ジャーナリスト

佐藤浩市主演「Fukushima 50」はなぜ賛否両論を呼ぶのか?

公開日: 更新日:

 賛否両論が出るのは分かっていた。公開されたばかりの「Fukushima 50」だ。しかも、賛否の振り幅がやけに大きい。大ざっぱに、原発問題に深く迫れない浅い中身というのが低評価の理由だろうか。プロの書き手が、とくにシビアだ。それに対し、高い評価は描かれた人たちへの賛辞が目立つ。ネットのレビューを見ると、一般の人の賛同の声が多い。

 映画は、2011年の3月11日、東日本大震災により起こった福島第1原発の事故を描く。そのさなか、作業員たちはいかに原発の暴走を止めようとしたか。その際の作業員たちの描かれ方において、賛否が起きたのだと推測できる。

 筆者の意見を述べる。とにかく、見ている間中、恐ろしくて仕方なかったとはっきり言おう。それは被災された方々も含め、あのとき空間を同時に生きていた多くの人たちにとって、全く知らないことが描かれていたからに他ならない。あのとき、作業員たちは、自身の命と向き合っていたのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    30万円給付は7月? 安倍政権「コロナ補償」に悪評ふんぷん

  2. 2

    危機感が足りない?新型コロナ蔓延でも芸能人は遊びまわる

  3. 3

    「スカーレット」“老け演技”で見せつけた俳優マギーの底力

  4. 4

    ドアノブや貨幣…物質表面でのウイルスの生存期間は?

  5. 5

    緊急経済対策 中小企業向け特別融資「貸し渋り」の実態

  6. 6

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

  7. 7

    安倍首相「緊急事態宣言」なぜ国民の心に響かなかったのか

  8. 8

    河井前法相が自ら20万円を 現職議員が“実弾”手渡せた理由

  9. 9

    コロナ患者激白「喉に金串が刺さったような耐え難い痛み」

  10. 10

    理髪店めぐり混乱…小池知事「国と調整中」見切り発車の罪

もっと見る