コロナとテレビ<中>サービス過剰を見直しムダをそぎ落とす

公開日: 更新日:

 コロナ禍でテレビ屋の“三種の神器”「タレント」「ロケ」「豪華なセット」が奪われたのは衝撃的である。在宅勤務の中、各局のテレビ業界の後輩たちから連絡が来る。

「ウチは今、最小限の状態で収録・放送してますが、内容的には全く遜色ないんですよ。今までのような山ほどのスタジオゲストと無駄なVTRはいらないし、アイデアさえあればこれからはもっと面白い番組が作れますよ。コロナが終息したらかなりぜい肉をそぎ落とせると思います」

「とくダネ!」の小倉さんのように生出演している演者に挟まれたリモート出演でもそう違和感ないし、徐々に視聴者たちも慣れ始めてきた。テレビの派手過ぎるセット、コメンテーターの人数増え過ぎ、テロップは入れ過ぎだったということ。これはテレビ屋たちが独自路線を貫けず心配のあまり視聴者に対して“サービス過剰”になっていたということだ。

■STAY HOMEで視聴率アップ

 また、別の後輩は、「皮肉なことにみんな外出しないから在宅率が高くなって、ボクの番組なんて視聴率がだいぶ上がっちゃって。FacebookやLINEもすごく使用頻度が増えていると聞きますが、まあこれでテレビを見てくれる人が増えてくれればと思います」。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」