米倉涼子が古巣オスカーと完全決別…気になる次回作の行方

公開日: 更新日:

 慌てたテレ朝サイドは、ふたつのチームを立ち上げて、この難問に立ち向かっているという。

「ひとつは当初の予定通り、元の事務所と提携しながら『ドクターX』シーズン7の制作を目指すチーム。もうひとつは、編成企画班を中心に米倉を主演にした全く新しいドラマ企画を立ち上げるチームです」(芸能関係者)

 しかしながら、いずれにせよ米倉が何らかのドラマ企画にOKを出さない限り、テレ朝は振り回され続けることになる。

「テレ朝にとって米倉をキャスティングできるかどうかで今後が決まると言っても過言ではない。物凄い影響力があるからです。独立した米倉を他局がキャスティングしてたら大騒ぎになることは間違いありません」(制作関係者)

 そうした混乱の中、飛び出した企画が2014年にテレ朝で放送されたドラマスペシャル「家政婦は見た!」だという。

「過去に米倉が出演したドラマシリーズの中で唯一、オスカーの影響力をほとんど受けない企画なんです。もともとは、今は亡き名女優の市原悦子さんが土曜ワイド劇場で演じていたもので、米倉版はリメーク。ちなみに米倉版は2回放送され、14年3月が17・4%、翌年12月が12・6%と、まずまずの結果を出しています」(編成関係者)

 テレ朝としては、米倉本人がこの企画に納得してくれるのかどうかの結論を待つだけだという。古巣を飛び立ち、今後は一人で芸能界を渡り歩いていくことになった米倉は、“失敗しない”選択を迫られることになる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態