民放はマネできない? NHK「テレワークドラマ」深い楽しみ

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 ネット上の反響も上々で、〈舞台を見ているみたいな会話劇。面白かった〉〈直虎メンバーの集結うれしい〉〈今の状況をそのまま切り取った内容で、親近感あった〉などの声がある。

 芸能ライターのエリザベス松本氏は「2作品はファンタジー。たった30分間だけでも別世界へと連れ出してくれる……倦(う)んでしまいがちなこの現状だからこその選択だと感じました」と、こう続ける。

「特に『さよならMyWay!!!』に出演されたベテランお2人の演技は秀逸でしたね。小日向さんが達者なのは言うまでもありませんが、お相手の竹下さんのユーモラスでチャーミングなことといったら! たった2人しか出演しない会話劇だったからこそ、竹下さんのお芝居をじっくりと楽しむことができた。大げさな展開や演出が望めないため、この手法を“退屈”と感じる人もいるでしょうけれど、俳優さんたちの演技を堪能する絶好のチャンスだと私は捉えました」

 ドラマに出演した俳優陣は皆、ヘアメイクを自分で行い、衣装や小道具も自前で準備。さらに、カメラ位置のセッティングから、録画ボタンを押すのも俳優自らが行ったという。

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