政府対応に怒り 西田敏行「俳優2600人」背負う気概と矜持

公開日: 更新日:

 日本を代表する俳優の西田敏行(72)が改めて「アベNO」の声を上げた。

 西田はことし3月、約2600人の俳優からなる協同組合「日本俳優連合」理事長として、「私たちにとっては仕事と収入の双方が失われ、生きる危機に瀕する事態。どうか雇用・非雇用の別のないご対応で、文化と芸能界を支える俳優へご配慮下さいますよう」などと書いた要望書を内閣府と厚労省に出した。それから2カ月、このほど女性自身の直撃取材に応じ、「政府に要求したけど、歯牙にもかけない感じ。残念ながら、われわれ表現者はあまり優遇されていない」とコメントし、苦渋と怒りをにじませたという。

 コロナ禍で苦しんでいるのは俳優だけじゃないが、エンタメ業界は数千億円規模の損害が生じている。ところが政府からは抜本的な補償の話は今になってもないまま。コロナ禍への対応のみならず、検察庁法改正を強行しようとし、多くの芸能人が反対を表明したことについて水を向けられると、こう声を荒らげたそうだ。

「改正案はおかしい! 私もそう思います。果たしてそれをコロナが蔓延しているこの時期に、政府が率先してやるべきですか。腹立ちますね、本当に!」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ